立山黒部アルペンルートに車で行く|立山駅の駐車場は無料・往復6時間14分の実録(黒部ダム/室堂/宇奈月温泉)

立山ロープウェイから見た黒部湖と黒部平方面

2026年6月2日。大阪から来た男3人の「大人の修学旅行」、その2日目です。金沢に泊まった翌朝、立山黒部アルペンルートへ向かいました。車は三菱アウトランダーPHEV(GG3W)。この日の走行は約135kmです。

この記事は「車で立山黒部アルペンルートに行く人」向けに書きます。電車やツアーの記事はいくらでもありますが、マイカーで行くと、そもそも決めなければいけないことが1つ増えるからです。

先に、この日わかった大事なことを3つ書いておきます。

  • 🔴 立山駅の駐車場は無料。約900台。丸1日置いても0円だった
  • 🔴 車で行くなら、原則「往復」しかない。立山駅〜扇沢はマイカーが通れないので、通り抜けたいならマイカー回送(普通車24,000円前後)を頼むことになる
  • 🔴 往復すると、乗り物に乗っている時間がほとんどになる。9:20発・15:34戻りの6時間14分で、実際に降りて過ごせたのは室堂20分、黒部ダム1時間ちょっとだけだった

3つ目が、この記事でいちばん書きたいことです。雪の大谷は開催期間中だったのに、歩いていません。🔴 室堂で駅の係の人に「ダムまで往復3時間ぐらい」と言われ、すぐ次のバスに乗ったからです。そして実測もほぼ3時間でした。つまりこの日のきっぷの買い方では、はじめから雪の大谷を歩く余地がなかったということです。

1日目(大阪→金沢)はこちらです。金沢で寿司の御三家をあえて外した話|駐車場は西口に停めて失敗した【大人の修学旅行1日目】

目次

この日の行程|金沢から立山黒部アルペンルートを回って宇奈月温泉へ(走行135km)

まず、実際に動いた時刻を出します。時刻は写真の撮影データ(Exif)から拾った実測なので、計画表ではなく、本当にこうだったという記録です。

時刻できごと
07:15金沢のホテルを出発(約80km・1時間30分)
08:29立山駅できっぷを発券(券面の印字)。9:20発の51分前
08:32駅の入口。予定の08:45より早く着いた
08:48駅の喫茶店でコーヒーとコロッケ
09:20立山駅 発(立山ケーブルカー)
09:51立山高原バスで室堂へ登っていく
10:30頃室堂 着(標高2,450m)
10:39室堂で立山そば
10:47立山トンネル電気バスの乗り場へ
11:25大観峰・立山ロープウェイから黒部湖を見る
11:36黒部平(標高1,828m)
11:55黒部ケーブルカーで黒部湖へ
12:15〜12:30🔴 黒部ダム
15:34立山駅に戻る
15:40駐車場を出発(約55km・1時間15分)
17:22宇奈月温泉 やまのは チェックイン

立山駅を9:20に出て、黒部ダムに着いたのが12:15。片道で約3時間です。そして戻ってきたのが15:34。往復6時間14分。この数字を頭に入れてから、以下を読んでください。

🔴 黒部ダムへ車で行く人が最初に決めること|「往復」か「マイカー回送」か

立山黒部アルペンルート 立山駅の入口。朝8時32分
立山駅。ここから先はマイカーでは入れません。

立山駅〜扇沢はマイカーが通れない

立山黒部アルペンルートは中部山岳国立公園の中を通っています。そのため立山駅(富山県)〜扇沢駅(長野県)の間は、マイカーで通行できません。ケーブルカー、バス、ロープウェイを乗り継いで越えることになります。

これは「渋滞するから遠慮してください」という話ではなく、そもそも道がマイカーに開放されていないということです。だから車で行く人は、乗り物に乗る前に車をどうするかを決めなければいけません。

通り抜けたいならマイカー回送|普通車で24,000円前後

富山側から入って長野側に抜けたい(またはその逆)という場合は、マイカー回送サービスという商売があります。自分がアルペンルートを観光している間に、業者のドライバーが車を反対側の駅まで運んでおいてくれるものです。

  • 回送距離は約200km(一般道のみ)、所要約5時間
  • 料金の一例:軽自動車22,000円/普通車24,000円/ワゴン25,000円(日星の立山⇔大町・扇沢間)
  • 燃料代は別途自己負担

⚠️ 3人で行くなら1人8,000円です。決して安くありませんが、「立山から入って扇沢へ抜け、そのまま長野方面へ帰る」という行程を組むなら、これしか方法がありません。

我々が往復にした理由|2泊目が宇奈月温泉だったから

我々は往復を選びました。理由は単純で、その日の宿が富山県の宇奈月温泉だったからです。扇沢に抜けてしまうと、宿と反対方向に200km進むことになります。

🔴 つまり「往復か回送か」は、好みではなく、その日の宿で決まります。富山側に泊まるなら往復。長野側に抜けるなら回送。ここを先に決めておくと、きっぷの買い方まで一本で決まります。

立山駅の駐車場は無料|約900台、8時32分着で余裕だった

立山駅の無料駐車場に停めたアウトランダーPHEV GG3W。ナンバーは伏せています
立山駅の駐車場に置いたアウトランダーPHEV(GG3W)。ここに7時間置きっぱなしでした。

🔴 立山駅の駐車場は無料です。公式の案内では無料駐車場が約900台、混雑時にはさらに臨時駐車場が約600台開くとされています。

9:20発のきっぷを持っていたので、旅程表には「35分前の8:45には着くこと」と書いてありました。実際に着いたのはもっと早い。🔴 手元のきっぷには「発行日 2026/6/2 8:29」と印字されています。つまり発車の51分前には、駐車も発券も終わっていたということです。駅の入口を撮った写真が8時32分なので、券を受け取ってから入口を撮った順になります。

扇沢側は有料。富山側から入るほうが車には優しい

参考までに、長野側の扇沢駅は有料です。

立山駅(富山側)扇沢駅(長野側)
料金🔴 無料有料駐車場は12時間まで1,000円(無料枠もあり)
台数無料 約900台/臨時 約600台無料230台/有料350台/臨時600〜800台
混雑時臨時駐車場へ手前8kmの臨時駐車場+無料シャトルバス(駐車料1,000円)

車で行くなら、駐車場のコストだけを見れば富山側が有利ということになります。

⚠️ 混む日は「9時に着けばいい」では間に合わない

ただし、我々が行ったのは6月の平日です。雪の大谷が最も高い4月下旬〜5月上旬や、夏山シーズンの週末は事情がまったく違います。

⚠️ 混雑期は、9時・10時に向かうと、渋滞で立山駅にたどり着けないことすらあると書かれています。駐車場に入れるかどうか以前の問題です。

🔴 「駐車場が無料で900台ある」は、空いている日の話。混む日はきっぷの発車時刻から逆算して、さらに1時間earlyで考えたほうが安全です。我々は48分前に着いて完全に余裕でしたが、それは平日だったからです。

🔴 立山黒部アルペンルートの料金|立山駅⇔黒部湖は往復16,480円、早割WEBきっぷで14,900円

立山駅の全線開業55周年の装飾。ゴーゴー!早割WEBきっぷの由来
立山駅の55周年の装飾。2026年は全線開業55周年でした。

立山黒部アルペンルートの料金(立山駅起点・大人)

区間片道往復
立山駅〜黒部湖9,140円🔴 16,480円
立山駅〜扇沢10,940円19,680円

※2026年2月27日現在の公式運賃です。黒部ダムを見るだけなら「黒部湖」までで足ります(黒部湖駅から黒部ダムまでは徒歩)。扇沢まで買う必要はありません。

我々が使った「ゴーゴー!早割WEBきっぷ」

2026年は全線開業55周年で、6月1日から55日間限定のキャンペーンをやっていました。そのために作られたのが「ゴーゴー!早割WEBきっぷ」です。駅の名前に「55」の飾りがついていたのは、そういうことでした。

  • 立山駅⇔黒部湖の往復が14,900円(通常16,480円)=1,580円の割引
  • 利用期間は2026年6月1日〜7月25日
  • 🔴 利用日の5日前までに買う必要がある
  • ⚠️ 5日前を過ぎてからのキャンセルは1,000円の手数料

我々が行ったのは6月2日、キャンペーン2日目でした。ほぼ狙って行った形になります。

立山黒部アルペンルートに予約は必要か|WEBきっぷは「出発時刻」を指定する

よく聞かれる話なので書いておきます。予約なしでも当日きっぷは買えます。買えますが、我々はWEBきっぷにしました。

  • WEBきっぷは、入口駅の出発時刻を指定して買う。我々は立山駅9:20発
  • QRコードで自動受取機から発券。窓口の列に並ばなくていい
  • 早割は安いうえに、時刻が押さえられている
立山黒部アルペンルートのWEBきっぷ現物。立山駅⇔黒部湖の往復、乗車時刻は立山駅09:20の指定
実物のきっぷ。金額と割引の表示、QRコード、整理番号は伏せています。

現物を見てもらうのがいちばん早いので、載せます。🔴 券面の「乗車時刻」の欄が2行になっているのが、この記事でいちばん見てほしいところです。

  • 立山駅/立山ケーブルカー/09:20時刻の指定はここだけ
  • 美女平/立山ケーブルカー/無指定 ← その先は指定なし
  • 券面いちばん下に「乗車時刻指定されている乗車駅、乗り物にご注意ください。」と注意書き
  • 右上に【WEB】の表示。左が立山駅、右が黒部湖、間に往復(ROUND TRIP)
  • ⚠️ 通用期間は「発売日共5日間、1回限り有効」
  • 発行日 2026/6/2 8:29/発行駅 立山駅

🔴 時刻が決まっているのは、縛りであると同時に、いちばんの利点です。「その時刻に間に合わせる」という1点だけ守れば、あとの段取りが全部自動的に決まります。前日の夜、金沢で21時前に飲み屋を切り上げたのも、7:15にホテルを出たのも、全部この9:20から逆算した結果でした。

⚠️ 逆に言うと、WEBきっぷを買った時点で、その日の朝は自由ではなくなります。宿でゆっくり朝食、という日にはできません。

出発前のコロッケ|前日の近江町市場より、こっちが旨かった

立山駅の喫茶店のコロッケとコーヒー。揚げたてで里芋感がある
立山駅の喫茶店。コーヒーとコロッケで48分の余裕を潰しました。

8時32分に着いて、9時20分発。48分あります。駐車と発券を済ませても、まだ余っていました。

それで駅前の喫茶店に入って、コーヒーとコロッケ。これが良かった。

入ったのは「あおき」立山駅から徒歩2分の喫茶店兼食堂です(富山県中新川郡立山町芦峅寺千寿ケ原39)。店主が自分で採ってきた山菜を使う店だそうで、「立山山菜御膳」もありますが、朝8時台にそれは重い。🔴 そして、この店の名物がまさに「立山コロッケ」でした。知らずに頼んで、名物を引いていたことになります(食べログ 3.22・44件)。

あおき

立山黒部アルペンルートの起点、立山駅から徒歩2分の喫茶店兼食堂。店主が自ら採ってきた山菜を使う店で、立山山菜御膳が看板。名物は揚げたての立山コロッケ。アルペンルートの始発を待つ朝に使えます。

富山県中新川郡立山町芦峅寺千寿ケ原39地図

🔴 里芋感がたっぷりで、揚げたてで熱々。実は前日、金沢の近江町市場でもコロッケを買っています。そちらは売れ残りの半額セールだったこともあって、正直いまひとつでした。同じコロッケでも、これだけ違うのかと思ったのがこの1個です。

近江町市場のコロッケの話は1日目の記事に書きました。

⚠️ この喫茶店の会計は、3人の精算に入れていません。各自払いです。だから後で出す費用表にも入っていません。そこだけ断っておきます。

立山ケーブルカーと立山高原バス|車窓が本編になる区間

9時20分、立山駅発。ここから室堂まで、ケーブルカーとバスを乗り継いで約1時間10分です。

立山高原バスの車内モニター。ムラサキヤシオツツジの案内
立山高原バスの車内モニター。「ムラサキヤシオツツジ」と出ていました。

立山高原バスは、車内のモニターで、いま外に見えているものを教えてくれます。花の名前、山の名前、地形の説明。これがかなり良くて、ただ乗っているだけの時間が、そのまま観光になっています。

立山高原バスの車内モニター。大日連山の案内
「大日連山」。この案内を見て、外の山を撮りました。

この日、10時25分に「ここはひょっとして。#大日岳」と書いて写真を上げています。モニターに大日連山と出たので、外を見て撮ったという順番でした。名前を教えてもらわなければ、ただの山として通り過ぎていたはずです。

立山高原バスの車内から見た室堂へ向かう道
立山高原バスの車内から。この道はマイカーでは走れません。

🔴 この道路が、まさに「マイカーが入れない道」です。自分で運転して登れないのは残念な気もしますが、運転しなくていいぶん、全員が景色を見ていられるという言い方もできます。車好きとしては複雑ですが、この区間に関しては、たぶんバスのほうが正解です。

立山高原バスの車窓。弥陀ヶ原の残雪(6月2日)
6月2日、弥陀ヶ原あたり。まだこれだけ雪が残っています。

6月に入っていても、標高が上がるとこの残り方です。下は初夏、上は残雪。1時間で季節が変わっていきます。

🔴 室堂の滞在は20分だった|雪の大谷を歩けなかった話

ここが、この記事でいちばん書いておきたいところです。

🔴 駅の係の人に「ダムまで往復3時間」と言われた

室堂で食べた立山そば。立山と書いたかまぼこ入り
室堂で食べた立山そば。「立山」と書いたかまぼこが乗っています。

室堂に着いたのが10時30分ごろ。そばの写真が10時39分

室堂の立山トンネル電気バス乗り場。時計は10時47分
立山トンネル電気バスの乗り場。時計は10時47分です。

そして、次の乗り物である立山トンネル電気バスの乗り場に立っていたのが10時47分

🔴 室堂にいたのは、正味20分足らずです。標高2,450m、アルペンルートの最高地点。そこに20分。

外にはちょっとだけ出ました。でも、それだけです。なぜ急いだのか。理由ははっきりしています。

🔴 室堂で駅の係の人に「ダムまで往復どれくらいですか」と聞いたら、「3時間ぐらい」と返ってきたからです。それを聞いて、ここでゆっくりしている場合ではないと判断し、そのまま次のバスに向かいました。

この見立てが、どれくらい正確だったか。写真の時刻で突き合わせます。

⚠️ 雪の大谷ウォークは、ちゃんと期間中だった

あとで調べて、これは効きました。

  • 雪の大谷ウォークの2026年の期間は4月15日〜6月25日
  • 場所は室堂ターミナルから約500mの区間
  • 所要は往復30〜45分参加料は無料(アルペンルートのきっぷは別)

⚠️ 6月2日は、完全に期間中です。しかも参加料は無料で、必要なのは30〜45分だけ。それを、そばを食べて終わりにしてしまいました。

雪の壁がいちばん高いのは4月中旬〜5月上旬なので、6月の壁はもう低かったはずです。それでも、「見なかった」と「低かった」は違います。

区間実測
室堂 発10:47
黒部ダム 着12:15
🔴 片道🔴 1時間28分
往復(ダムでの滞在を除く)約3時間

🔴 片道1時間28分、往復で約3時間。駅の係の人の「3時間」は、ほぼそのとおりでした。そこに黒部ダムでの滞在1時間を足すと、室堂に戻ってくるのは4時間後になります。

現地の人に聞いてよかった、という話です。あの一言がなければ、室堂でのんびりして、黒部ダムに着くのが13時、帰りが1本遅れていた可能性が高い。

そして、雪の大谷を歩かなかったのも、あの時点では正しい判断でした。往復30〜45分を足したら、黒部ダムの滞在を削るしかなかったからです。

⚠️ では、どこで間違えたのか。室堂ではありません。

🔴 きっぷを買った時点で、すでに決まっていました。「立山駅⇔黒部湖の往復」を1日で回ると決めた瞬間に、室堂に使える時間は20分しか残っていなかったのです。室堂で何を聞こうが、そこは動かせません。

🔴 通しの往復きっぷだと、室堂が「乗り継ぎ駅」になってしまう

理由ははっきりしています。我々のきっぷは「立山駅⇔黒部湖」の往復でした。つまり目的地は黒部ダムで、室堂はその途中にある駅です。

駅として見ると、室堂は高原バスから電気バスに乗り換える場所でしかありません。何も考えずに次の乗り物に向かうと、そのまま20分で通過してしまいます。

🔴 アルペンルートは「1日で全部見られるルート」ではありません。室堂も黒部ダムも、それぞれ半日は使える場所です。それを1日で往復すると、こうなります。

  • 🔴 室堂で歩くつもりなら、「室堂で何分使うか」を先に決めて、乗る便を1本落とす前提で組む
  • 雪の大谷が目的なら、立山駅⇔室堂の往復きっぷにして、黒部ダムは別の日にする
  • 黒部ダムが目的なら、室堂はトイレ休憩と割り切る(我々は結果的にこれ)

欲張らずに、どちらかに寄せる。これが、この日から得たいちばんの教訓です。

大観峰から黒部平へ|立山ロープウェイと、全線トンネルのケーブルカー

立山ロープウェイから見た黒部湖と黒部平方面
立山ロープウェイから。眼下に黒部湖が見えます。

室堂からトンネルを抜けて大観峰へ。そこから立山ロープウェイで黒部平へ下ります。

🔴 この区間には支柱が1本もありません。だから視界に電柱のようなものが入らず、谷がまるごと見えます。この日いちばん「乗ってよかった」と思った乗り物でした。

立山ロープウェイから見下ろした黒部の谷
ロープウェイから見下ろした谷。高さがそのまま伝わってきます。
黒部平駅の駅名標。標高1828メートル
黒部平駅。標高1,828mです。
黒部平の展望案内板。中部山岳国立公園 北アルプス 標高1828メートル
黒部平の展望案内板。中部山岳国立公園・北アルプス・標高1,828m。

黒部平は標高1,828m。室堂の2,450mからずいぶん下りてきました。写真の時刻は11時36分〜11時45分です。

黒部ケーブルカーの全線トンネル区間
黒部ケーブルカーは全線トンネル。景色はありません。

黒部平から黒部湖までは黒部ケーブルカー。⚠️ この区間は全線がトンネルなので、外の景色はまったく見えません。雪や風の影響を受けないようにするためだそうです。ロープウェイの直後にこれが来るので、落差がすごい。

黒部ダム|高さ186m・長さ492m・標高1,454m

黒部ダムの堰堤を上から見たところ。観光放水はまだ始まっていない
黒部ダムの堰堤。この日は放水していません。

12時15分、黒部ダム。立山駅を出てから2時間55分かかりました。

黒部ダム中心の表示。高さ186メートル 長さ492メートル 標高1454メートル
「ここは黒部ダム中心」。高さ186m、長さ492m、標高1,454m。

堰堤の真ん中に、数字を書いた表示があります。

  • ダムの高さ 186m(日本一)
  • ダムの長さ 492m
  • 標高 1,454m

⚠️ 6月上旬は観光放水をやっていない|黒部ダムの放水は6月26日から

黒部ダムの下流側。放水していない時期のダム本体
放水していない黒部ダム。壁がそのまま見えます。

⚠️ 黒部ダムといえば観光放水ですが、6月2日はやっていません。

内容
観光放水の期間🔴 6月26日〜10月15日
6月26日〜7月31日6:00〜17:30
8月1日〜9月10日6:30〜17:00
9月11日〜10月15日7:00〜16:30

我々は24日早かったことになります。🔴 放水を見たいなら、6月26日以降に行ってください。これは日程を組む前に知っておくべきことでした。

ただ、悪いことばかりでもありません。水が落ちていないぶん、186mの壁そのものがよく見えます。コンクリートの曲面が上から下まで一続きで見えるのは、放水期にはできない見方です。

「感謝と決意」と、171人

黒部ダムの記念碑「感謝と決意」
黒部ダムの記念碑「感謝と決意」。
黒部ダム建設の殉職者慰霊碑のレリーフ
殉職者慰霊碑のレリーフ。

黒部ダムは1956年から1963年までの7年で造られました。そして、その工事で171人が亡くなっています。🔴 そのうち87人は雪崩によるものです。

ダムの右岸に、亡くなった171人の名前を刻んだ殉職者慰霊碑があります。碑には作業する人たちの像が据えられていて、「尊きみはしらに捧ぐ」と刻まれています。

ここは、写真を撮る前に一度立ち止まったほうがいい場所です。我々が3時間かけて楽に登ってきた道は、その上に載っています。

黒部ダムの上流側、黒部湖
ダムの上流側、黒部湖。

黒部ダムの観光にかかる所要時間|我々は1時間ちょっとだった

写真の時刻から言うと、黒部ダムでの滞在は12時15分から13時台まで。だいたい1時間から1時間半です。

この時間でできたのは、堰堤を歩いて渡る、記念碑を見る、黒部湖を見る——このくらい。

  • 堰堤を往復するだけで20〜30分かかる(長さ492mある)
  • 展望台まで上がるとさらに30分
  • 🔴 放水期に「放水をちゃんと見る」なら、最低2時間は見ておくべき

立山駅に戻ったのは15時34分|車を置いてから7時間

帰りも同じ道を、同じ乗り物で戻ります。黒部ダム→黒部湖→黒部平→大観峰→室堂→美女平→立山駅。立山駅に戻ったのが15時34分でした。

時間
立山駅を出発09:20
黒部ダム着12:15(2時間55分
立山駅に戻り15:34
🔴 合計🔴 6時間14分
うち、降りて過ごせた時間室堂20分+黒部ダム約1時間+黒部平10分ほど

🔴 6時間14分のうち、4時間半近くは乗り物の中か、乗り換えのために歩いている時間です。これは行ってみるまで実感できませんでした。

そしてこの間、車は立山駅の駐車場に7時間そのまま置いてありました。無料で。朝に停めて、15:40に出発。7時間以上停めて0円です。金沢駅で1,500円取られたことを考えると、ここは本当にありがたい。

ちなみに、この旅には車載冷蔵庫を積んでいきました。そちらは別に書いています。BougeRV 車載冷蔵庫(CRD2 V2.0 40L)を使ってみた|一晩もつのか、どこに積むのか

宇奈月温泉やまのは|和室・2食付で1人14,060円

立山駅から宇奈月温泉まで約55km、1時間15分。17時22分にチェックインしています。

宇奈月温泉やまのはの別館 和室
別館の和室。3人で1部屋です。

泊まったのは黒部・宇奈月温泉 やまのは(オリックスホテルズ&リゾーツ)。部屋は別館の和室、2食付で1人14,060円、3人で42,180円でした。

前の晩の金沢がビジネスホテルの2段ベッドだったので、畳の部屋に3人で座れるというだけで、ずいぶん違います。

やまのはのライブビュッフェ。目の前で握る寿司と地元の刺身
寿司と刺身から。寿司は目の前で握ってくれます。

夕食はビュッフェ。18時15分から食べ始めています。

会場はビュッフェレストラン「Seeds(シーズ)」260席・900㎡という、かなり大きな会場です。🔴 ただ並べてあるのではなく、「ライブビュッフェ」で、目の前で作ってくれるコーナーがあります。

公式にはこう並んでいます。

  • とやまポークの鉄板焼き
  • 握り寿司(目の前で握ってくれる)
  • 🔴 富山ブラックラーメン
  • 炭火焼き/天婦羅/串揚げ
  • ほかにます寿司など富山の郷土料理、鰤や甘海老の刺身

🔴 富山ブラックラーメンは、醤油の色が真っ黒な富山のご当地ラーメンです。宿のビュッフェでご当地ものが食べられるのは、素直にありがたい。この日は寿司も刺身も食べたあとなので、〆に少しだけ。隣に写っているのがとやまポークです。

やまのはの夕食。富山ブラックラーメンと、とやまポークの鉄板焼き
富山ブラックラーメンと、右がとやまポークの鉄板焼き。どちらもライブキッチンです。
やまのはのデザート。プリンとわらび餅と抹茶
デザート。プリン、わらび餅、抹茶のもの。

🔴 3人旅にビュッフェは相性がいいと、この日あらためて思いました。コース料理だと全員が同じものを同じ順で食べることになりますが、ビュッフェなら、それぞれが好きなだけ、好きな順で取れます。前日の寿司で「もう魚はいい」と思った人は肉に行けばいい。

宇奈月温泉やまのは館内の生け花
館内の生け花。
やまのはの和室に敷かれた3人分の布団
部屋に戻ったら、布団が3組並んでいました。

19時23分、部屋に戻ると布団が3つ。修学旅行という言葉が、この写真でいちばんしっくりきます。

宿はここです。

黒部・宇奈月温泉 やまのは(オリックスホテルズ&リゾーツ)

黒部・宇奈月温泉の大型温泉旅館(オリックスホテルズ&リゾーツ)。黒部峡谷トロッコ電車の宇奈月温泉駅から近く、立山黒部アルペンルートを富山側から回るときの2泊目に使いやすい宿です。夕食・朝食ともビュッフェ。

📍 富山県黒部市宇奈月温泉352番地7地図

⚠️ 宇奈月温泉は、黒部峡谷トロッコ電車の始発駅でもあります。我々は翌朝そのまま富山湾へ向かったのでトロッコには乗っていませんが、ここを2泊目にすると、3日目にトロッコを入れるという選択肢が出てきます。同じ行程を組む人は、そこを考えてもいいと思います。

2日目にかかったお金

項目金額
立山黒部アルペンルート(3人分・割引込み)31,380円
やまのは(3人・2食付)46,010円
立山駅の駐車場🔴 0円
立山駅の喫茶店各自払い(精算に入れていません)

⚠️ アルペンルートの31,380円は、そのままの参考になりません。1日目の記事にも書いたとおり、同行者に障害者手帳を持つ人がいて、本人と同伴者に割引が適用されているためです。

🔴 割引なしで3人が同じ行程を組むなら、こう計算してください。

  • ゴーゴー!早割WEBきっぷ(往復)14,900円 × 3人 = 44,700円
  • 早割を使わない通常運賃なら 16,480円 × 3人 = 49,440円
  • やまのは 2食付 14,060円 × 3人 = 42,180円(実際の精算は入湯税などを含めて46,010円)
  • 🔴 立山駅の駐車場 0円

つまり、割引を戻すと2日目だけで9万円前後。1人あたり3万円ちょっとというのが、実際に近い数字です。

2泊3日ぜんぶの精算は、3日目の記事にまとめます。

この日わかったこと

  • 🔴 立山駅の駐車場は無料。約900台。8:32に着いて15:40に出て、7時間で0円だった
  • 🔴 立山駅〜扇沢はマイカーが通れない。通り抜けるならマイカー回送(普通車24,000円前後・約200km・5時間)。往復か回送かは、その日の宿で決まる
  • 立山駅⇔黒部湖の往復は通常16,480円。2026年は55周年の「ゴーゴー!早割WEBきっぷ」で14,900円だった(5日前まで)
  • 🔴 往復は6時間14分かかる。うち降りて過ごせるのは、室堂・黒部ダム・黒部平を合わせても1時間半ほど
  • 🔴 室堂は20分で通過した。駅の係の人の「ダムまで往復3時間」は正確だった(実測は片道1時間28分、往復で約3時間)。雪の大谷ウォーク(4/15〜6/25・無料・往復30〜45分)は期間中だったのに歩いていない
  • ⚠️ これは室堂での判断ミスではなく、きっぷの買い方の問題。「立山駅⇔黒部湖の往復」を1日で回ると決めた時点で、室堂に使える時間は20分しかなかった
  • 現地の人に所要時間を聞くのは効く。あの一言がなければ、帰りが1本遅れていた
  • ⚠️ 黒部ダムの観光放水は6月26日から。6月上旬は放水していない。そのかわり186mの壁がよく見える
  • 立山ロープウェイは支柱が1本もない。この日いちばん良かった乗り物
  • 黒部ケーブルカーは全線トンネル。景色はゼロ
  • 黒部ダムは171人の犠牲の上にある。うち87人は雪崩。慰霊碑は右岸
  • 宇奈月温泉やまのはは和室・2食付で1人14,060円。3人旅にビュッフェは相性がいい

3日目は、宇奈月温泉から新湊きっときと市場を回って大阪へ帰ります。2泊3日の全費用の精算表も、そちらに載せます。

3日目はこちらです。新湊きっときと市場で白えび丼を食べ損ねた話|高速の出口を間違えても料金は増えなかった【2泊3日の総額137,236円】

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