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BougeRV 車載冷蔵庫(CRD2 V2.0 40L)を使ってみた|一晩もつのか、どこに積むのか

BougeRV CRD2 V2.0 レビュー
項目仕様・スペック
製品名BougeRV CRD2 V2.0
容量40L
設定可能温度-20℃〜20℃(左右2室個別設定)
連続稼働時間最長20時間(付属バッテリー使用時)
静音性35dB
防水規格IPX4防水
対応電源AC100V / DC12V / DC24V(3WAY)
操作方法本体パネル / スマホアプリ操作
付属機能ハンドル・キャスター装備 / 専用リン酸鉄バッテリー1個付属
購入価格49,980円(2026年5月29日購入)
目次

なぜ私がBougeRV 車載冷蔵庫を購入したのか:アウトランダーPHEVへの乗り換えが転機に

BougeRV CRD2 V2.0 40Lの箱
2026年5月に購入。翌日に届いた

以前公開した記事では、メーカーの仕様表をなぞるだけの内容になってしまい、読者のあなたには大変ご迷惑をおかけしました。しかも、容量や稼働時間の数値まで書き間違えていたことに気づき、深く反省しております。今回は私が実際に自腹で購入し、何千キロもの旅路を共にしてきた実体験をもとに、本音のレビューを完全新規で書き直しました。

購入検討中のあなた

大きい冷蔵庫だけど、車内のどこに置いたの?

カーすき

運転席後ろの足元など2箇所を試しましたが、不便さもありました。

購入検討中のあなた

クーラーボックスじゃダメだったの?

カーすき

氷や保冷剤を途中で買い足す手間にずっと悩まされていたからです。

私自身、車で旅をすることが大好きで、日本各地を車で巡るのがライフワークです。これまではクーラーボックスに保冷剤を詰めて出かけていましたが、途中で氷を買い足す手間にいつも悩まされていました。そんな私がなぜ本格的な車載冷蔵庫の導入に踏み切ったのか、その経緯から率直にお話しします。

スズキ・ジムニー時代には諦めていた車載冷蔵庫

以前の愛車はスズキ・ジムニーでした。ジムニーは非常に魅力的な四駆ですが、いかんせん車内空間が限られており、大きな荷物を積むのには工夫が必要な車でした。特に夏場のドライブでは、冷たい飲み物を確保したいと思っても、大型の保冷器具を載せるスペースを確保するのが極めて困難でした。

加えて、当時の車内環境では冷蔵庫を安定して動かし続けるための電源環境も整っていませんでした。シガーソケットからの給電だけでは、エンジンを切った瞬間に冷却が止まってしまうため、車載冷蔵庫の導入は現実的ではなかったのです。そのため、長距離ドライブのたびに「いつかは本格的な冷蔵庫を積んで旅をしたい」という強い憧れを抱き続けていました。

車載冷蔵庫は本体サイズも大きく、消費電力も決して小さくありません。軽自動車の限られたスペースと限られた電力供給能力の前では、導入を断念せざるを得ない日々が続いていました。この長年の妥協と我慢があったからこそ、電源と積載スペースの重要性を人一倍痛感することになったのです。

三菱アウトランダーPHEVのAC1500W給電が決めて

大きな転機が訪れたのは、2026年のゴールデンウィークのことでした。長年憧れていた三菱アウトランダーPHEV(GG3W)を手に入れることができたのです。この車に乗り換えたことで、私の車旅の環境は劇的な進化を遂げることになりました。

アウトランダーPHEVの最大の強みは、車内にAC1500Wの給電機能(家庭用コンセント)が備わっている点です。大容量バッテリーを搭載したPHEVだからこそ、走行中はもちろんのこと、停車中であっても家庭用の電化製品をそのまま安定して稼働させることができます。車内スペースもジムニーに比べて格段に広くなり、大型のギアを余裕で積載できるようになりました。

「この車なら、ずっと諦めていた本格的な車載冷蔵庫を確実に積んで動かせる」と確信しました。家庭用コンセントがそのまま車内で使える安心感は、アウトドアや車旅における電源の制約を一気に解消してくれたのです。こうして私は、長年の夢だった車載冷蔵庫の選定を本格的に開始しました。

2026年5月末に購入したBougeRV CRD2 V2.0の基本仕様

BougeRV CRD2 V2.0 40Lの本体外観
届いた本体。ハンドルとキャスターが付いている

数ある選択肢の中から私が選んだのが、BougeRV 車載冷蔵庫 40L(CRD2 V2.0)です。2026年5月29日に49,980円で注文したところ、驚くべきことに翌日の5月30日には自宅に届きました。外観は非常に頑丈な作りで、大型のハンドルとキャスターが標準装備されており、移動時の取り回しにも配慮されています。

このモデルを選んだ決定打は、専用のリン酸鉄リチウムイオンバッテリーが1個付属している点と、左右独立の2室構造を備えている点でした。温度設定範囲は-20℃〜20℃と非常に幅広く、冷蔵と冷凍を同時にこなすことができます。電源もAC100V、DC12V、DC24Vの3WAYに対応しており、スマートフォンアプリからの遠隔操作やIPX4の防水性能も備えています。

前の記事で誤記してしまっていたスペック情報を、正しい数値で一覧表にまとめました。容量は40Lではなく40L、連続稼働時間は20時間ではなく最長20時間、作動音は35dBです。検討中の方は、ぜひこちらの正確なスペック表を参考にしてください。

BougeRV 車載冷蔵庫を車のどこに置くか:設置場所と実際に起きた問題点

車載冷蔵庫を導入する際、誰もが最初に直面するのが「車内のどこに設置すべきか」というレイアウトの問題です。40Lクラスの冷蔵庫は本体サイズもそれなりに大きいため、日常の使い勝手や走行中の安定性を考慮して配置を決める必要があります。私はアウトランダーPHEVの車内を検証し、2つの候補場所を実際に試してみました。

カタログやメーカーの紹介記事では「簡単に積載できます」としか書かれていないことが多いですが、現実はそう甘くありませんでした。実際に車内に置いて日々使ってみると、実機を使っている人間だからこそ直面する固有の不便さやトラブルが見えてきたのです。ここでは、私が体験した設置場所のリアルな問題点と対策について詳しく解説します。

運転席の後ろの後部座席に置いたときの使い心地

私が最初に定位置として選んだのは、運転席の真後ろにあたる後部座席の足元スペースでした。この場所なら、運転席から手を伸ばしやすく、停車時に飲み物や軽食を素早く取り出せるという大きなメリットがあります。アウトランダーPHEVの広々とした後席空間のおかげで、横幅や奥行き自体は驚くほどぴったりと綺麗に収まりました。

走行中の安定感も良好で、急ブレーキやコーナリングでも冷蔵庫が大きく揺れたり倒れたりする心配はありませんでした。運転席のすぐ後ろに冷たい飲み物が常備されている快適さは格別で、ドライブ中の利便性という点では文句なしの配置に思えました。しかし、実際に数日間この状態で運用を続けていくうちに、構造上の大きな問題に直面することになったのです。

座席の背もたれと前席シートバックに挟まれたタイトな空間だからこそ生じる物理的な干渉がありました。平置きして収まることと、実際に蓋を開けて物をスムーズに出し入れできることの間には、大きなギャップが存在していたのです。

開口角度が足りず指を挟むトラブルと必要な対策

後部座席の足元に置いた状態で最も困ったのが、上部の蓋が90度以上しっかりと開ききらないという点でした。後部座席のシート傾斜やヘッドレスト周辺の張り出しに干渉してしまい、蓋が途中で止まってしまうのです。この中途半端な開口状態が、日常の使用において非常に厄介な危険を生み出しました。

蓋が完全に自立しないため、庫内から物を取り出そうと手を入れている最中に、自重でバタンと蓋が勝手に落ちてくるのです。私もこの不意の落下によって、物を出し入れしている最中に指を何度も強く挟まれました。重みのあるしっかりした蓋だからこそ、挟まれたときの痛みはかなりのもので、毎回ヒヤヒヤしながら手を差し入れることになりました。

この位置で使い続けるのであれば、開けた蓋を支えるための「つっかえ棒」を用意するなど、何らかの落下防止の工夫が絶対に必要だと痛感しています。もしあなたもお子さんや同乗者と一緒に後部座席で使う予定があるなら、蓋の不意な落下による怪我には細心の注意を払ってください。便利な位置である反面、安全に使うためのひと工夫が求められる場所です。

荷室(ラゲッジルーム)への積載とバッテリーの配置

BougeRV CRD2 V2.0 40LをアウトランダーPHEVの荷室に積んだ状態
アウトランダーPHEVの荷室に積んだところ。下段が付属のリン酸鉄バッテリー

指挟みトラブルを経験した後、もう一つの選択肢として試したのがラゲッジルーム(荷室)への積載でした。写真の通り、アウトランダーPHEVの荷室であれば、40Lの大型ボディであっても全く圧迫感なくすっきりと積み込むことができます。周囲に干渉する障害物がないため、蓋も全開までストレスなく開閉でき、荷物の出し入れは極めて快適になりました。

荷室への積載時には、本体下段の専用スロットに付属のリン酸鉄リチウムイオンバッテリーをしっかりと装着しています。本体とバッテリーが一体化するデザインになっているため、無駄な配線が車内に散乱せず、見た目も非常にスマートにまとまります。車載コンセントからの配線取り回しも最短距離で済むため、荷室での運用は非常に合理的です。

運転中にすぐ手が届かないというデメリットはあるものの、安全性や作業性を最優先にするなら荷室への積載がベストな選択肢だと感じています。休憩時にリアゲートを開けて、冷えたドリンクや新鮮な食材を取り出す瞬間は、まさにアウトドアの醍醐味そのものです。

2室個別温度設定と庫内40Lの使い勝手を徹底チェック

BougeRV CRD2 V2.0 40Lの庫内。2室に分かれている
庫内は2室。左右で別々の温度に設定できる

ひとつ、実物を見て少しがっかりしたことがあります。冷却用のコンプレッサーが入っているぶん、庫内のおよそ3分の1は底が浅いのです。40Lという数字から想像していたほどは入りません。とはいえ、これより上のサイズになると車に積み下ろしするのが大変になってくるので、このあたりが現実的な落としどころだと思っています。

購入検討中のあなた

40Lならたっぷり物が入りそう?

カーすき

コンプレッサーの影響で約3分の1が浅く、想像ほどは入りませんでした。

車載冷蔵庫を選ぶうえで、冷却性能と同じくらい重要なのが内部の使いやすさと収納力です。安価な車載冷蔵庫の中には、庫内が単一の空間になっていて温度調節が大雑把なものも少なくありません。しかし、このBougeRV CRD2 V2.0は、使い勝手を大きく左右する本格的な構造を採用しています。

実際に旅先で使ってみると、この庫内設計が旅の食事や買い出しの自由度を何倍にも広げてくれることが分かりました。一方で、大容量だからこそ発生する取り扱い上の注意点もはっきりと見えてきました。ここでは、庫内の構造と日々の使い勝手について詳しく見ていきましょう。

冷蔵と冷凍を同時に使い分ける左右2室構造

この冷蔵庫の最大の強みは、庫内が左右2室に完全に分かれており、それぞれ独立して温度設定ができる点にあります。片方を5℃前後の「冷蔵」に設定して飲み物やお弁当を冷やしつつ、もう片方を-18℃の「冷凍」にしてアイスクリームや保冷剤、冷凍食品を凍らせておくといった使い分けが1台で完結します。この機能のおかげで、旅先で買える食材のバリエーションが劇的に広がりました。

仕切り板も頑丈で、温度差による結露や熱干渉もしっかりと抑えられている印象を受けます。操作パネルやスマートフォンアプリから左右それぞれの温度を直感的に変更できるため、旅の目的に合わせた柔軟な設定が可能です。途中の道の駅で要冷凍の特産品を見つけたときでも、片方の設定温度を下げるだけで即座に冷凍便代わりに使える安心感があります。

単一室の冷蔵庫だと「飲み物が凍ってしまう」「冷凍品が溶けてしまう」というジレンマに陥りがちですが、2室個別設定ならその心配が一切ありません。車内での飲食を本格的に楽しみたい人にとって、この独立2室構造は絶対に妥協してはいけない必須機能だと実感しています。

40Lの大容量がもたらす余裕と詰め込みすぎの重量問題

40Lという庫内容量は、長距離の車旅や数日間にわたるドライブにおいて圧倒的な安心感をもたらしてくれます。2Lのペットボトルや500ml缶、旅先で購入したお土産の食材などを気兼ねなく詰め込んでも、スペースにまだまだ余裕があります。家族や複数人でのキャンプやBBQでも、保冷スペースの取り合いになることはまずありません。

ただし、この大容量には裏返しのデメリットが存在することを忘れてはいけません。それは「調子に乗って食材や飲料を満載すると、総重量が跳ね上がる」という点です。冷蔵庫本体自体の重さに加えて、40L分の飲料や肉類をぎっしり詰め込むと、全体で30kgを軽く超える重量になってしまいます。

実際に荷物を目いっぱい詰めると、とても一人では車から降ろせない重さになります。車内に載せたままであれば問題ありませんが、キャンプ場やBBQ会場のテーブルまで本体ごと移動させようとすると、一人での持ち運びは危険です。無理に持ち上げようとすると腰を痛める原因になりますので、積み下ろしの際は必ず二人で作業するか、中身を小分けにして運ぶ必要があります。

35dBの静音性と車中泊・長距離ドライブでの快適性

車内で電化製品を使う際に気になるのがコンプレッサーの作動音ですが、本機の静音性は35dBと非常に優秀です。35dBというのは、静かな図書館や深夜の郊外に匹敵するレベルの静けさであり、耳を澄まさなければ動いていることすら忘れてしまうほどです。走行中はロードノイズにかき消されて、ファンの回転音すら全く聞こえません。

夜間に車内やテントの近くで稼働させている場合でも、耳障りな高周波音や激しい振動音が発生することはありませんでした。枕元から少し離れた場所に配置しておけば、就寝中の眠りを妨げられることもなく、朝までぐっすりと快適に過ごすことができます。音に敏感な方であっても、ストレスなく車内で使い続けられるレベルに仕上がっています。

長距離のロングドライブにおいても、静かな車内空間を崩さずに冷たい飲み物をキープできる恩恵は計り知れません。静音性と冷却パワーが高次元で両立されている点は、この製品を長く愛用したくなる大きな理由の一つです。

電源の使い分けとバッテリー駆動:本当に一晩もつのか

車載冷蔵庫を検討している読者のあなたが最も気にしているのは、「実際のところ電源はどう管理するのか」「バッテリーだけで本当に一晩持つのか」という運用面の話ではないでしょうか。カタログに書かれた最大稼働時間だけを見て購入し、現場でバッテリー切れを起こしては使い物になりません。

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バッテリーだけで本当に一晩持つの?

カーすき

走行中のAC給電と夜間の専用バッテリーを併用して使い続けられました。

私はこれまでアウトランダーPHEVと共に各地を旅する中で、様々なシチュエーションでの給電テストを繰り返してきました。結論から言うと、走行中のAC給電と夜間の専用バッテリーを正しくリレーさせれば、無理をしない限り何日間の旅行であっても継続して使い続けることが可能です。ここでは、私が実践している確実な電源ルーティンを包み隠さず公開します。

日中の走行中は車のAC1500Wから給電する運用法

日中のドライブ中は、アウトランダーPHEVの車内コンセントからAC100V電源を常時供給しています。AC1500Wという強力な給電能力があるため、電力不足を気にする必要は一切なく、冷蔵庫のコンプレッサーをフル稼働させて庫内をキンキンに冷やし込むことができます。走行中の電力を使って、あらかじめ庫内をしっかり冷却しておくのが鉄則です。

また、AC給電で冷蔵庫を動かしながら、本体に装着した付属のリン酸鉄リチウムイオンバッテリーへの同時充電も行われます。つまり、目的地へ向かって車を走らせている時間そのものが、夜間に向けたバッテリーチャージの時間になるわけです。車から降りる頃には、庫内が理想的な温度に冷え上がり、バッテリーも満充電の状態に仕上がっています。

走行中にバッテリーを一切消費せず、むしろ満タンに蓄電できるこのサイクルこそが、長期の車旅を支える強固な基盤となっています。車両側の電源を惜しみなく使える走行時間を最大限に活用することが、安定した運用の第一歩です。

夜間は付属の専用リン酸鉄バッテリーで最長20時間稼働

目的地に到着してエンジン(システム)を停止した夜間は、本体下段に内蔵された専用リン酸鉄バッテリーへとシームレスに電源が切り替わります。公称スペックでは最長20時間連続稼働と謳われていますが、実際の使用環境でも一晩中しっかりと庫内の温度を保ち続けてくれました。朝起きて冷蔵庫を開けても、中の飲み物は冷たいままで、冷凍室の食材が溶け出すこともありませんでした。

リン酸鉄リチウムイオン電池は、従来の一般的なリチウム電池に比べて熱安定性が高く、充放電サイクル寿命が長いのが大きな特徴です。車内という過酷な温度変化にさらされる環境下でも、安全性が高く安心して夜間の給電を任せることができます。ポータブル電源をわざわざ別途用意してコードを繋ぐ手間がなく、本体だけで独立稼働するスマートさは非常に快適です。

もちろん、極端に外気温が高い真夏の熱帯夜や、頻繁に扉を開け閉めする状況ではバッテリーの減りは早くなります。しかし、夜間に無駄な開閉を控え、あらかじめ冷えた状態を維持する使い方であれば、朝を迎えるまでの電力を十分に賄うことができます。

無理のない給電リレーで旅行中も途切れず稼働させるコツ

この「日中は車のAC1500W給電、夜間は付属リン酸鉄バッテリー」というリレーを確立してからは、旅先で電源の心配をすることが完全になくなりました。毎日車を走らせて移動するスタイルの旅行であれば、夜間に消費したバッテリー電力を翌日の走行中に再び満タンまで充電できるため、外部電源のない環境でも連続運用が成立します。

このサイクルを破綻させずに維持するための重要なポイントをまとめました。

ここがポイント

  • 日中の走行開始と同時に必ず車のAC1500Wコンセントに接続し、バッテリー充電と強力な予冷を同時に行う
  • 夜間のバッテリー駆動中は、冷気を逃がさないように扉の開閉回数を最小限に抑える
  • 炎天下の車内に放置する際は、サンシェード等を使って車内温度の上昇をできる限り防ぐ
  • 無理な急速冷却をバッテリー駆動時に行わせず、温度維持の「保冷」に徹する

これらの基本ルールさえ守っていれば、バッテリーを使い切って庫内をぬるくしてしまう失敗は防げます。車載電源と内蔵バッテリーの強みをそれぞれ引き出すことこそが、長旅をストレスフリーにする秘訣です。

正直に告白する失敗談と学んだ教訓:飯田BBQでバッテリー保護回路が作動した話

どんなに優れた道具であっても、使い方を誤ればトラブルに見舞われます。ブログ「カーすき」では、製品の良いところばかりを並べ立てるつもりはありません。実際に使って大失敗した生々しい経験も、読者のあなたの役に立つ貴重な教訓として包み隠さずすべてお伝えします。

購入検討中のあなた

使っていて失敗したことってある?

カーすき

真夏の猛暑時に常温の缶を大量投入してフル稼働させ、後悔しました。

このBougeRVの冷蔵庫を使っていて、私が最も青ざめ、壊してしまったかと後悔したトラブルがありました。それは長野県の飯田市へドライブに行き、現地でBBQを楽しんだときに起きた出来事です。過酷な状況で過信して使った結果、製品の限界を身をもって知ることになりました。

猛暑の16時に常温の缶を大量投入してフル稼働させた大失敗

飯田に到着したのは夕方の16時ごろでしたが、真夏の直射日光が残っており、周囲はまだ厳しい暑さに包まれていました。私たちは現地で合流した仲間たちと飲むため、地元のスーパーで大量のビールやチューハイ、お茶などを調達しました。しかし、買い出しの段階でそれらの缶飲料は一切冷やされておらず、完全にぬるい常温の状態だったのです。

私は「40Lの冷蔵庫があるから大丈夫」と過信し、冷えていない常温の缶をいきなり庫内へ目いっぱい詰め込みました。そしてその状態で、車からの給電ではなく、本体のバッテリー駆動のまま電源を入れたのです。高温の車外環境で、大量のぬるい液体を一気に冷やそうとしたため、冷蔵庫のコンプレッサーは即座に最高出力のフル稼働状態に突入しました。

しかし、常温の缶飲料がぎっしり詰まった庫内は熱容量が非常に大きく、16時の厳しい暑さも相まって全く冷えてくれませんでした。コンプレッサーは唸りを上げて回り続け、バッテリーからは絶え間なく大電流が吸い出されるという、極めて過酷な負荷をかけ続けてしまったのです。

充電できなくなり故障を疑った瞬間と翌朝の復旧

フル稼働を始めてからしばらく経った頃、異変に気づきました。バッテリーユニットが手で触って分かるほど異常に熱くなっており、冷却ファンの排熱口からも熱風が吹き出していたのです。焦った私は車からの給電コードを繋ぎ直そうとしましたが、インジケーターが点滅し、安全保護回路が働いたのか充電を一切受け付けなくなってしまいました

「買ってまだ間もないのに、過負荷でバッテリーを焼き切ってしまったのか……」と、一瞬、壊れたかと思ったほど血の気が引きました。49,980円もしたお気に入りのギアを、自分の無謀な使い方のせいで初夏に壊してしまったと激しく後悔しました。その場ではどうすることもできず、電源を切って日陰の風通しの良い場所へ移し、冷めるのを待つしかありませんでした。

幸いなことに、完全に熱が引いた翌朝に恐る恐る電源を入れ直してみると、保護回路が解除されて正常に充電と冷却が再開されました。機械自体が完全に壊れたわけではなかったため胸を撫で下ろしましたが、過酷に使いすぎたことでバッテリーの寿命を縮めてしまったかもしれないという反省は今でも強く残っています。

「加冷」ではなく「保冷」として使うべき教訓

この手痛い失敗から、私は車載冷蔵庫を運用するうえで最も基本的かつ重要な鉄則を学びました。それは、車載冷蔵庫はあくまで冷えた状態をキープする「保冷」として使うのが基本であり、常温のものを一から冷やす「加冷」を過度に期待してはいけないということです。家庭用の大型冷蔵庫とはパワーも放熱環境も全く異なるという現実を受け入れなければなりません。

特にバッテリー駆動時に常温の荷物を大量投入すると、バッテリーの消費が劇的に早まるだけでなく、高負荷による発熱トラブルを引き起こすリスクが高まります。以降の旅では、以下のルールを徹底するようになりました。

  • 食材や飲み物は、スーパーやコンビニであらかじめしっかりと冷えているものを購入して入れる
  • 自宅から持参する飲料は、前日の夜から家庭用冷蔵庫で完全に冷やし込んでおく
  • やむを得ず常温のものを入れる場合は、一度に大量投入せず数本ずつ小分けにして冷やす
  • BBQの現場などで一気に冷やしたい場合は、氷や保冷剤を一時的に併用してコンプレッサーの負荷を減らす

道具の特性と限界を正しく理解して使ってこそ、車載冷蔵庫はその真価を発揮してくれます。この教訓を胸に刻んでからは、一度も過熱トラブルを起こすことなく、極めて快適に運用できています。

2026年のドライブ旅行で実感したいちばん役に立っている使い方

失敗を乗り越えて正しい使い方をマスターしてからは、この冷蔵庫は私の旅に欠かせない最高の相棒となりました。2026年だけでも、私はアウトランダーPHEVを駆って日本各地へロングドライブに出かけました。実際に巡った旅路を振り返るだけでも、この冷蔵庫が大活躍した場面が次々に浮かんできます。

購入検討中のあなた

実際の旅行で一番役立った使い方は?

カーすき

道の駅やコンビニで買った総菜を気楽に放り込めるのが最高でした。

今年訪れた主な旅行先は以下の通りです。

ここがポイント

  • 四国・九州一周の長距離グランドツーリング
  • 金沢・黒部立山の雄大な山岳・歴史ルート
  • 駒ヶ根・飯田の信州高原ドライブとBBQ
  • 泉南での海沿いグランピングステイ

これらの旅を通じて、カタログスペックを眺めているだけでは決して分からなかった「本当の価値」を実感することができました。

道の駅やコンビニで買った総菜などを気楽に放り込んでおける安心感

実際に使い倒してみて、日々のドライブでいちばん役に立っている使い方は、道の駅やコンビニで買った総菜や特産品を気楽に放り込んでおけることです。旅先で見つけた美味しそうなお惣菜、ご当地プリン、要冷蔵の生菓子、刺身などを、傷む心配をすることなく即座に庫内へ保管できます。

従来のクーラーボックスでは「氷が溶けて水浸しになる」「保冷剤の保冷力が夕方には落ちてしまう」という心配が常に付きまとっていました。そのため、要冷蔵のお土産を買うのは旅行の最終日、それも帰宅直前の数時間に限定せざるを得ませんでした。しかし、車内に常に冷え続ける40Lの冷蔵庫があることで、初日であろうと旅の途中であろうと、気になった特産品を迷わず即買いできるようになったのです。

コンビニで買ったサンドイッチやスイーツが、真夏の炎天下に駐車した車内でもひんやりと冷たいまま保たれている贅沢さは、一度味わうと手放せません。「いつでも傷ませずにキープできる場所がある」という心のゆとりが、ドライブ旅行の行動範囲と楽しさを何倍にも広げてくれました。

車中泊をしなくても日帰りやグランピングで重宝する理由

車載冷蔵庫というと「本格的な車中泊をする人だけの専門装備」と思われがちですが、それは大きな誤解です。私自身、すべての旅で車中泊をしているわけではなく、ホテル泊や日帰りドライブ、泉南でのグランピングなど様々なスタイルで車を使っています。そして、車中泊をしなくても、車での旅行全般において車載冷蔵庫は驚くほど重宝します

日帰りのロングドライブであっても、冷たいお茶やエナジードリンクを好きなタイミングで取り出せるだけで、運転の疲労度は大きく軽減されます。自動販売機やコンビニを探して遠回りする必要もなく、観光地での貴重な時間を無駄にしません。グランピング場に到着した際も、車から冷えた食材を取り出してすぐに調理を始められるため、準備の手間が大幅に省けます。

日常の買い物でも、夏場にスーパーで冷凍食品や生鮮肉をまとめ買いした際、寄り道しながらでも安心して帰宅できる実用性があります。車載冷蔵庫は、アウトドア愛好家のためだけの道具ではなく、車を使って移動するすべての人の生活を豊かにしてくれるアイテムだと断言できます。

保冷剤を凍らせておくと、運転の休憩が変わる

これは使い始めてから気づいた、思わぬ効果です。片方の室で保冷剤を凍らせておき、運転の休憩のときに目や額に当てる。これが驚くほど効きます。

長距離を走っていると、眠気よりも先に目の疲れが来ます。そこにキンキンに冷えたものを当てると、頭がすっと軽くなる。コンビニで氷を買ってもいいのですが、常に冷凍庫が積んである状態だと、休憩のたびに使えて、使ったらまた凍らせておけます。

冷凍が使える車載冷蔵庫を選ぶ理由は、アイスや冷凍食品を運ぶことだけではありません。運転する人の体を冷やす道具としても効いてきます。

BougeRV 車載冷蔵庫に関するよくある質問

予約前に確認したいこと

購入を検討している読者の方からよく受ける疑問について、私が実際に所有し、使い込んできた体験と素材の事実に基づいて率直にお答えします。

付属のリン酸鉄バッテリーだけで本当に一晩中冷え続けますか?

はい、夜間に無理のない使い方をしていれば、付属のリン酸鉄バッテリーだけで一晩しっかりと庫内を冷やし続けてくれます最長20時間の連続稼働性能を備えており、日中の走行中にAC1500W給電で庫内を十分に冷やし、バッテリーを満充電にしておけば、夜間に電源が落ちて中身がぬるくなる心配はありません。ただし、真夏の炎天下で頻繁に開閉したり、常温のものを夜間に大量投入したりするとバッテリーの消費が早まるため、冷気の維持に徹する使い方が基本となります。

車両のどこに設置するのが一番使いやすいですか?

運転中のアクセスのしやすさを重視するなら運転席の後ろの後部座席ですが、この位置に置くと蓋が90度以上開かず、手を挟む危険があるためつっかえ棒などの工夫が必要になります。安全性や物の出し入れのスムーズさ、広々とした作業性を最優先にするのであれば、荷室(ラゲッジルーム)への積載が最も確実で快適です。ご自身の車のシート形状や、旅先で誰がどのように荷物を取り出すかに応じて設置場所を選択することをおすすめします。

荷物を目いっぱい入れた状態の重さは一人で持ち運べますか?

いいえ、40Lの庫内に飲料や食材を目いっぱい詰め込んだ状態では、とても一人では車から降ろせません。本体重量に加えて中身の重さが加わるため、全体で30kg以上の重量になります。無理に一人で持ち上げようとすると腰を痛めたり車体を傷つけたりする危険がありますので、移動させる際は必ず二人で運ぶか、重い飲料をあらかじめ取り出して軽くしてから運んでください。

車中泊をしない一般的なドライブ旅行でも買う価値はありますか?

間違いなく大きな価値があります。私自身、車中泊以外の旅行や日帰りドライブでも毎回大活躍しています。道の駅やスーパーで見つけた新鮮な魚介類、お肉、ご当地スイーツを、傷む心配をせずに旅の途中で気兼ねなく購入して持ち帰ることができます。いつでも車内で冷たい飲み物が飲める快適性と、買い出しの自由度の高さは、一度体験すると普通のクーラーボックスには戻れなくなるほどの利便性をもたらしてくれます。

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