カーすきです。今回は、70maiというメーカーのドライブレコーダーの取り付けレビューをしたいと思います。
趣味の一環で、Amazonの車関係のページを良く見ているのですが、ある時、ドライブレコーダーのジャンルで、70maiというメーカーをよく目にするようになりました。調べてみると、最近のドラレコやディスプレイオーディオ市場を席巻している中華メーカーの一つのようなので、若干の不安はありましたが、デザイン的にもなかなか斬新で、嫁さん号(ホンダN-WGN)用に買ってみることにしました。
本文では、実際に70maiのドライブレコーダーDASHCAM A500Sを取り付けた際の様子や、録画される動画の品質などを詳しく解説していきたいと思います。
本製品に限らず、最近主流の前後2カメラのドライブレコーダーの取り付けにもきっと参考になるかと思います。
70mai Dash Cam Pro Plus+ A500Sの内容物
まず購入すると、下の写真のようなものが届きます。中華製にしては、高級感のある箱です。
蓋を開けると、本体(フロントカメラ)とリアカメラ、電源ケーブルとリアカメラの延長コード。それから、SDカード(32GB)、配線用バール、取扱説明書、静電ステッカーなどが入っています。
ちなみに、静電ステッカーは、後からドラレコを取り外すときに、取り外しやすいようにするためのものです。
そのままウィンドウに両面テープで貼っても大丈夫なのですが、万一、取り外す場合に、強力に貼りついているため(でないと走行中の振動で落下する。)苦労するためです。
静電ステッカーの場合は、ウィンドウとフィルムは静電気でくっついているため、はがしやすいのです。
ただ、カーすきの場合は、静電ステッカーは使いません。取り外す時は、おそらく新しいものと交換する場合だろうし、万に一つでも、走行中に落下するすがいやなためです。
電源コードは、シガーソケットから、給電するタイプですが、直接プラグから配線されるのではなく、2つあるUSB-Aタイプの口に接続するようになっていて良心的。
24時間の駐車監視をするには、下記の別売のオプションを購入する必要があります。
70mai ドライブレコーダーの取り付け
ドライブレコーダーの電源についての予備知識
まず、ごく一般的なドライブレコーダー取り付けに関する基礎知識ですが、ドライブレコーダーに限らず、ETCやナビ、オーディオなどの電源は、アクセサリー電源と言われるところから取るようにします。
アクセサリー電源とは、車のキーポジションをアクセサリー(ACC)にした時に、通電する電源です。(もちろん、エンジンがONの状態でも通電します。)
昔の車のように、キーを回してエンジンをかける車の場合は、キーシリンダーにACCと書かれたポジションがあり、キーを差し込んでOFFの状態からACCの位置まで回した時に入る電源ということでわかりやすかったのですが、最近のプッシュスタートの車では、キーを回すという概念がないのでわかりにくくなってしまいました。
通常の車の場合、ブレーキを踏まずに、1回プッシュすれば、ACC状態になることが多いです。(車種によって違う可能性があるので、必ず、ご自身の車のマニュアルを確認してください。)
マニュアル車(ミッション車)でプッシュスタートの場合は、ギアをニュートラルにして、クラッチを踏まずに1回プッシュする場合が多いようです。
では、ドライブレコーダーの電源を、アクセサリー電源から取るにはどうすればよいかと言うと、一番簡単な方法は、シガーソケットから取ることです。
ですから、ドライブレコーダーの電源ケーブルの片端は、シガーソケットから取れるようにシガープラグになっていることが多いのです。
取り付け方法
電源を、シガーソケットから取る場合は、全く難しくありません。
配線をして、片方の端にある、シガープラグを車のシガーソケットに確実に差し込めばいいだけです。
シガーソケットがない車(あまりないと思いますが)や、シガーソケットを別の用途で使いたい、あるいは既に違う用途で使っていしまっているような場合は、アクセサリー電源を別の場所から取る必要があり、車種によってどこから取ればよいかが変わるので、車種ごとのやり方を書くことが難しくなるし、一般的な話として書く場合でも、多少ややこしいので、別途、機会があれば解説したいと思います。
あるいは、下記のような、シガーソケットを増やすアクセサリーを使うことも可能です。
また、前後2カメラのドライブレコーダーの場合の取り付けで、電源の取り出し以上に難所となるところは、リアカメラの配線です。
(車内からのリア用カメラのケーブルを車外に出すのが難しい。)
ただし、これは、リアカメラを車体の外側に取り付ける場合の話であって、リアウィンドウに、車内側から貼り付ける場合は、この限りではありません。
今回の場合は、一番、簡単なやり方として、リアカメラは、リアウィンドウに車内側から貼り付ける方法にしました。(一番の手抜きパターンです。)
仮配線して作動テスト
まず最初に、いきなり配線を始めるのではなく、仮配線して問題なくドライブレコーダーが作動(電源が入ること)を確認しましょう。
電源ケーブルや、リアカメラのケーブルを配線した後に、キーをACCにしても、ドライブレコーダーがうんともすんとも反応しないなんてことになれば、そこで戦意喪失してしまいますから(笑)
仮配線とは、こんなような感じでテストをするということです。
ドライブレコーダー本体に、リアカメラを接続、そして電源ケーブルも接続して、反対側のシガープラグを車のシガーソケットに差し込み、車のキーをACCの位置にして、問題なく電源が入るかを確認します。
この時、リアカメラ用の延長ケーブルも断線の可能性がゼロではありませんから、つないでテストをします。
写真は、別のドライブレコーダーを机上で接続して写真を撮っていますが、同じようなことを車内で行って、実際にシガーソケットに接続してテストをします。
ドライブレコーダーの固定
仮配線での接続テストが無事に終了すれば、次に、ドライブレコーダーの本体とリアカメラを、実際に取り付けをする場所に、両面テープで、しっかりと固定します。
走行中の自動車は、思った以上に振動があるので、固定が弱いと最悪、走行中に脱落することもあり、非常に危険ですから、しっかり取り付けするウィンドウの表面を脱脂して確実に固定しましょう。
フロントカメラ
リアカメラ
電源ケーブル、リアカメラ延長ケーブルの配線
今回の方法で、しいて言えば一番難しいところです。
本体とリアカメラの固定が終われば、次に電源ケーブルとリアカメラ用の延長ケーブルの配線をします。
この時、ケーブルは、本体やリアカメラに接続してから配線するのではなく、おおよそ必要になりそうな長さを想定して、ケーブルのみを配線していく方がいいです。
本体やリアカメラに接続してから配線すると、配線中に無理な力がかかって、コネクタ部分を壊してしまう恐れがあるからです。
また、この時に、ケーブル長は、ほとんどの場合、かなり余る長さになっていますので、余長部分をまとめることになりますが、その余長をどこに隠すかをあらかじめ考えておく方がスムーズに作業ができます。
もう1点、リアカメラのケーブルは、リアドアが開閉できるだけの十分な余長を取ることを忘れないようにしましょう。
配線は、天井やAピラーの隙間に、配線用バールで押し込むようにして隠しながら配線します。
シガーソケット周りは、車種にもよりますが、グローブボックスの中や、助手席のカーペットの下などに隠すのが簡単です。
動作確認
配線が終わったら、最終的な動作確認です。
仮配線の時と同じように、キーをACCの状態にして、ドライブレコーダーの電源が入るか確認します。
電源が入ったら、時刻の確認(本機はGPSが内蔵されているので正常に動作していれば時刻は合っているはずです。)や、フロントの映像、リアの映像などが正常に映っているかを確認します。
本機のオープニング音声
上下左右の画角は、フロント、リアそれぞれのカメラの角度を手動で変えて調整します。
問題なければ、一度、エンジンを切り、画像が正常に記録されているかを確認します。
普通のドライブレコーダーの場合は、SDカードを抜き、PCで読み込んで映像を確認します。特殊な形式で記録されるドライブレコーダーの場合は、映像再生用の独自アプリをインストールする必要があるものもあります。
本機の場合は、一般的なmp4形式で映像が保存されるので、メディアプレイヤーなどの一般的な動画再生ソフトで再生して確認することができます。
また、スマホに独自アプリをインストールすれば、SDカードを抜くことなくスマホの画面で映像を確認することができるのが本機の特徴の一つになっています。
70mai Dash Cam Pro Plus+ A500Sのレビュー
では、カーすきのところで取り付けた際の実際の映像をご覧いただきましょう。
まずは、フロントカメラの映像です。
いかがでしょうか?
かなりきれいな映像ですよね?
比較的安価な前後2カメラのドライブレコーダーの映像としては、十分に実用的だと思います。
しかもGPS内蔵なので、走行時の時刻や、緯度経度に加えて、走行中のスピードまで記録されていますので、万一の事故の場合も記録としては完璧ですね。
続いてリアカメラの映像です。
フロントカメラに比べるとやや劣りますが、こちらも十分に実用的な映像だと思います。
(少し、リアカメラの上下の角度が悪く、後続車のナンバーが確認しずらい画角になっているので、角度修正の必要はあります。)
70mai Dash Cam Pro Plus+ A500Sの評判
口コミはどんな感じ?
Dash Cam Pro Plus+ A500Sについてのユーザーの口コミは以下のようになっています。
悪い口コミ
- 「夏場は熱くなりすぎて電源が切れてしまうことがある」
- 「専用の再生ソフトがない」
これらの悪い口コミに対しては、以下のようにフォローできます:
夏場の熱対策については、設置場所を工夫したり、スーパーキャパシタモデルを選択することで改善できる可能性があります。また、既に書きましたが、本機の映像のフォーマットは、一般的なmp4形式で専用再生ソフトがなくても、通常の動画再生ソフトで再生可能です。また専用のスマートフォンアプリをだうんろーどすれば、簡単に映像を確認できるため、大きな問題にはならないでしょう。
良い口コミ
- 「記録解像度が良い」
- 「適度な大きさで使いやすい」
- 「高画質で事故の状況を明確に記録できる」
- 「ADASによって安全運転をサポートしてくれる」
- 「GPS機能で走行速度や位置情報も記録できる」
- 「Gセンサーで事故の瞬間を確実に記録」
- 「スマホアプリで簡単に設定や映像確認ができる」
- 「コストパフォーマンスが高い」
これらの口コミから、Dash Cam Pro Plus+ A500Sは高画質、多機能、使いやすさ、そしてコストパフォーマンスの高さを兼ね備えた製品であることがわかります。特に、高画質な映像記録、安全運転支援機能、使いやすさ、そして手頃な価格が多くのユーザーから評価されているようです。
まとめ
いかがでしたか?
今回、70maiのDASHCAM A500Sを実際に使ってみて、正直びっくりしました。値段からすると期待してなかったんですが、かなり良い買い物だったなと思います。
取り付けも思ったより簡単でしたし、フロントもリアも映像がキレイで驚きました。スマホで簡単に設定や確認ができるのも便利ですね。GPSやGセンサーなんかの機能も充実してて、これでこの価格はすごいコスパだと思います。
ただ、夏場は少し熱くなるみたいなので、そこは注意が必要かもしれません。でも、それを差し引いても十分満足できる製品だと思います。
安全運転のサポートになるし、もし何かあったときの証拠にもなるし、本当に安心感が違います。ドラレコ付けようかなって考えてる人には、迷わずおすすめできますよ。
個人的には大満足なので、友達や家族にも勧めちゃいそうです。皆さんも、ぜひ検討してみてはどうでしょうか。