DMH-SF500とSF700の違いをわかりやすく教えてほしい。
DMH-SF500とDMH-SF700は、カロッツェリア製のフローティングディスプレイを使った1DINタイプのディスプレイオーディオになります。
DMH-SF700の発売時期は2020年5月、DMH-SF500の発売時期は2023年3月で、型番からもわかるように、DMH-SF500はDMH-SF700の後継機種というより、廉価版という位置づけになっています。
両機種の主な違いをまとめると、以下の表のようになります。
項目 | DMH-SF500 | DMH-SF700 |
---|---|---|
発売日 | 2023年3月 | 2020年5月 |
解像度 | WSVGA (800×480) | HD (1280×720) |
HDMI入力 | × | ○ |
ハイレゾ音源再生 | 48kHz/24bit | 96kHz/24bit |
WebLink機能 | ○ | × |
本体重量 | 0.96kg | 1.4kg |
リモコン | × | ○ |
価格 | 約58,000円 | 約83,000円 |
この表からわかるように、DMH-SF500とDMH-SF700の違いは、結構あります。
本文では、さらに詳しく解説していきます。
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DMH-SF500とDMH-SF700の違いをレビュー
冒頭にも書きましたが、DMH-SF500は、DMH-SF700の廉価版の位置づけです。実際に、発売時期が3年近く新しいにも関わらず、実勢価格は、約25,000円安くなっています。
まず、DMH-SF700に比べて、低スペックあるいは、削られている機能について解説していきましょう。
解像度
DMH-SF700がHD (1280×720)であったのに対して、DMH-SF500では、WSVGA (800×480)にスペックダウンしています。
ディスプレイサイズが同じ9インチの大画面で、解像度がスペックダウンしていますので、かなり気になるところです。
実際に、口コミを調べてみると、「ディスプレイのドットが荒く文字が鮮明ではありません。」というものがありました。
HDMI入力
HDMI入力についても、DMH-SF700にはありましたが、DMH-SF500でなくなりました。後述する、「Web-LINK機能」が付いたことや、単純にコストダウンのために省略されたのでしょうが、将来的な拡張性を考えると、残念です。
例えば、HDMI入力があれば、新しい外付け機器が発売された場合に、HDMIで接続し、機能アップできれば、ベースのディスプレイ機器として延命できる可能性があります。
ハイレゾ音源再生
ハイレゾ音源再生の機能についても、DMH-SF700が再生時96kHz/24bitに対して、DMH-SF500では48kHz/24bitになっています。再生可能なフォーマットは、現状で存在するほぼすべてのものに対応していますので、音が出る(鳴る)という点では問題ありませんが、音質がどうか気になるところです。
ダウンコンバート時のスペックダウンの理由は、恐らくDACのスペックダウンでしょう。
このあたり、ある程度、予備知識がないと理解することが難しいと思いますが、ごくごく簡単に言うと、ハードウェア的にスペックダウンされており、その結果、音質にもその影響が出るだろうということです。
Web-LINK機能
この機能は、DMH-SF500の一番の目玉機能になります。
具体的には、「WebLinkR Host」というアプリを、スマホにインストールしておけば、DMH-SF500の画面上の操作で、スマホのアプリをコントロールできるというものです。(ただし、対応しているアプリのみ。)
画期的な機能ではありますが、すべてのアプリが対応しているわけではないことや、実際の操作性が今一つという口コミもあります。
本体重量
ディスプレイ部を除いた、本体の重量が随分違います。DMH-SF700では、1.4kgあったものが、DMH-SF500では、0.96kgになっています。
取付けのしやすさという点では、軽い方がいいのですが、本体部分には、オーディオ再生にとって重要になる電源やアンプが内蔵されている部分です。音質面への影響が心配されます。
実際、かなりの音質差があるという口コミもあります。
オーディオ再生の音質について、マニアの間では、物量主義という概念があります。最近は、IC化が進んで、この概念も薄れてきましたが、ひと昔前は、重いほど音がいいという傾向がありました。
リモコン
DMH-SF500では、DMH-SF700に付属していたリモコンがなくなっています。通常の機能の操作は、画面のタッチで行われるので、これについては、実質問題ないのではと思います。
DMH-SF500の口コミ
DMH-SF500の口コミについて教えて!
悪い口コミ
- 音質調整機能がもう少し欲しい。好みに合わせて音質を調整できる機能がもう少し充実していると良かった。
- 本体が少し大きい 車種によっては、取り付けに苦労するかもしれません。
※DSP機能は充実していると思います。これ以上を望むのであれば、本格的な機器の導入が必要でしょう。
※取り付けは確かに要注意です。(DMH-SF700についても同様)車種によっては、取り付けが難しい場合も考えられます。事前によく調べてから購入しましょう。
良い口コミ
- 音質が最高! ハイレゾ音源を存分に楽しめます。今まで聴いていた音楽が全く別物のように聞こえます。
- スマホ連携が便利。Apple CarPlayやAndroid Autoに対応しているので、スマホを繋げばナビや音楽再生などが簡単に操作できます。
- 画面が大きい。9インチの大画面なので、地図や音楽情報などがとても見やすいです。
- 操作が簡単。タッチパネル操作なので、直感的に操作できます。
- 価格が安い。この機能充実度でこの価格は安いと思います。
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DMH-SF700の口コミ
DMH-SF700の口コミもお願いします。
悪い口コミ
- 価格が高い。機能充実度を考えると、もう少し安い価格だと良かった。
- 取扱説明書が分かりにくい。取扱説明書がもう少し分かりやすく書いてあれば良かった。
※これだけの高機能ですから、ある程度の価格はいたしかたありません。
※こちらも、高機能ゆえの複雑さで、操作は複雑ですが、長い間使用するものですから、徐々に慣れていくのではと思います。
良い口コミ
- 圧倒的な音質で、まるでライブ会場にいるような臨場感! 前のカーオーディオとは比べ物にならないくらい、音質が格段に向上しました。今まで聴いていた曲が、まるで蘇ったように聞こえます。特に、ライブ音源を聴くと、本当にライブ会場にいるような臨場感を感じられます。
- 1DINサイズなのに、9インチの大画面で操作性抜群! 1DINサイズのカーオーディオなので、車種を選ばずに取り付けられます。しかも、画面が9インチと大きいので、地図や音楽情報などがとても見やすく、操作性も抜群です。
- HDMI接続で、スマホ画面をミラーリングできる! HDMIケーブルでスマホを接続すれば、スマホ画面をカーオーディオにミラーリングできます。ナビや動画視聴などを、より大画面で楽しむことができます。
- 多彩な音質調整機能で、自分好みの音にカスタマイズ可能! グラフィックイコライザーやタイムアライメントなど、多彩な音質調整機能を搭載しているので、自分好みの音にカスタマイズすることができます。
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DMH-SF500とDMH-SF700は、どちらがおすすめ?
悩ましいですね。カーすきなら、どうしますか?
では、お答えしますね。
確かに悩ましい面はあります。
DMH-SF500で新たに追加されたWeb-LINK機能は魅力的です。
一方で、廉価版という位置づけなので、致し方ありませんが、DMH-SF500では、かなりのスペックダウンが感じられます。
人間で言うと、基礎体力が貧弱になったという感じでしょうか。
カーすきとしては、実勢価格で、25,000円の差であれば、音質優位を取って、DMH-SF700を選択すると思います。
ただ、そこまで音質にこだわりはないという方は、DMH-SF500もありだと思います。実際の口コミを見ても、DMH-SF500の口コミは決して悪くありません。
まとめ
ここまで、DMH-SF500とDMH-SF700の違いを詳しく解説してきました。簡単にまとめると、以下のようになります。
- DMH-SF500は、DMH-SF700の廉価版の位置づけ。
- DMH-SF500では、新しい機能として、Web-LINK機能が追加されたが、その他、基本的なスペックは、かなり落とされている。
- DMH-SF500、DMH-SF700のどちらを選ぶかは、音に対するこだわりと値段の差で決めればいい。
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